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佐々木研究室

岩手県立大学 ソフトウェア情報学部 情報システム構築学講座

卒業論文概要

  • 加藤 弘祐
  • 2017年度

農業高校における農作業時の判断困難箇所の撮影画像を利用した作問学習の実践と評価

次期学習指導要領では「思考力,判断力,表現力」の育成の重要性が示されている.中でも,農業高校で行われている農作業実習では,生徒が各実習で行う作業は生徒自らが考え,判断しなければならない場面が多々あるが,その判断が適切であったかどうかを確かめる機会は少ない.そこで,本研究では農作業実習時の思考力・判断力・表現力の向上を目的とし,作問学習を取り入れた農作業実習モデルと,作問学習支援システムを提案する.

  • 小野 恭輔
  • 2017年度

徳育情報と子供の成長の記録を活用した声かけ支援システムに関する研究

共働きなどの理由から忙しい親が増加し,親が子どもの詳細な成長を把握することが難しくなってきている.一方,子どもの精神的なやすらぎを得るためには,家族とどれだけ会話するかが重要であるとされている.そこで,各発達段階や成長過程において親が子どもと適切なコミュニケーションをとれることを目的とし,徳育情報と家庭・地域・学校が連携して把握した子どもの成長の記録を活用した声かけ支援システム提案する.

  • 石川 拓
  • 2017年度

栄養バランスを考慮した食事管理支援システムの開発

各学生の概要について200~近年,若年層も含め生活習慣病が増加傾向にある.これまでは二次予防に主眼を置いた情報システムが多く存在し,医師によるサポートなども受けることができているが,一次予防については,支援するシステムが見当たらず,生活習慣病の一次予防に一般の人が使えるシステムがないのが現状である.そこで,著者らは生活習慣を見直して病気にならないという一次予防に着目した生活習慣病予防支援システムを提案してきている.

  • 李 爽
  • 2017年度

外国人旅行者のための適応型観光情報システムに関する研究

近年,訪日外国人旅行者が激増している.観光による地方創生が期待される一方,地方に訪問した外国人旅行者が比較的に少ない.その現象の要因として,宣伝の不足や,交通の不便さ,外国語対応の不備などの地方における問題点が挙げられる.外国人旅行者の観光行動は,団体旅行から個人旅行に移動する傾向がある.自由度の高い個人旅行の増加は,地方に対して潜在的な外国人旅行者に観光目的地として選ばれる可能性が高くなる一方,地方における不便さや外国語対応不足問題は個人旅行をする外国人旅行者に不安を感じさせ,地方に外国人観光客を誘導することが難しくなる.また,日本の地方まで出張する外国人旅行者は制限される時間を活用し,地方で観光するニーズがある.よって,外国人旅行者,とりわけ個人旅行者の地方への訪問を支援し,地方における不便さや外国語対応不足問題,不安などを解消するとともに,外国人旅行者の満足度を高めることが必要である.本研究は,外国人の個人旅行者のために,地方における上記問題解決を図るとともに,外国人旅行者の潜在ニーズを把握し,観光の経済的な効果を最大化することを目的とする.著者らは,訪日外国人旅行者の観光特徴を明らかにするため,外国人がSNS写真共有サイトのFlickrに投稿した写真の分布を地図上に表示する分析システムを提案した.本論文では,著者が開発した写真分析システムを用いて,外国人によって撮影した写真について,季節別と撮影者の出身国別で分析を行った.分析した結果,外国人旅行者の好まれる景観と訪問先の傾向性が国別,季節別によって差異があることが明らかにした.また,外国人にとって潜在的な魅力のある観光資源を発見できた.それらの知見を活用し,国籍,訪問する季節などの外国人旅行者の個人特性に適応した観光推薦が可能と考えられる.本論文は,交通手段スケジュールなどの時間的制約条件を考慮し,外国人旅行者の個人特性に適応した観光ルート推薦システムを提案する.提案システムの有効性を検証するため,ケーススタディとして,岩手県における季節的な観光特徴,外国人旅行者の国別による観光特徴,公共交通機関の時刻表などを考慮し,SNS写真データから発見した観光スポットをオプションとしてルートに加えた観光推薦ルートを提案した.今後,既存の観光推薦ルートと一緒に外国人に提示し,どちらが有効かを評価してもらう予定である.

  • 福坂 祥基
  • 2017年度

過去問題をリソースとした問題自動生成システムに関する研究

近年,TOEIC や情報処理技術者試験など様々な検定試験が行われている.これらの検定試験では,出題する問題の作成に多くの負担がかかっている.一方で,教育現場においても,演習問題の不足による同様な負担が問題となっている.これに対し,演習問題を自動生成する研究が多数存在する.しかし,問題を生成するためのリソース情報にXML のタグを付与することや,出題する知識のカテゴリに対応した語尾を定義するなど,問題生成の事前準備に何らかの作業が必要であり,作問者にかかる負担は未だ大きい.これに対し著者らのグループでは,過去問題をリソースとした問題自動生成用の知識ベースを定義し,この知識ベースを自動構築する手法を提案した.しかし,知識ベースの構造の妥当性や活用可能性の検証はされていない.そこで,本研究では先行研究で古舘らが定義した知識ベースを手動で構築し,この知識ベースを情報源とした問題自動生成システムを開発した.本システムでは,利用者が入力したキーワードに関連する知識を知識ベースから取得し,これを出題テンプレートに挿入することで問題の自動生成を行う.利用者は生成された複数の問題から利用する問題を選択し,任意な修正を加えた上でシステムに問題を登録する.本システムを利用することにより,作問に要する負担の軽減が期待できる.本研究では,「学生を対象とした予備実験」「作問現場における利用実験」「作成される問題の評価実験」の3 度の評価実験を行った.これらから,作問負担の軽減効果や,生成される問題及び,情報源となる知識ベースの活用の可能性があることが示唆された.また,自動生成システムを活用することで,少ない負担で,適切な「難易度」,「識別度」,「注意係数」を持つ問題の作成が可能であることや,作問演習による興味や理解の促進が示唆された.

  • 手塚 祐樹
  • 2017年度

理解度向上と学習方略の改善を促す振り返り支援システムの研究

近年、大学教育の能動的学修への質的転換が叫ばれている。この質的転換において、学習者は自己調整学習の修得が重要であると考えられる。また、自己調整学習を継続させるには動機付けが重要であり、振り返りや成功体験から得られるポジティブな感情が動機付けにつながると考えられている。しかし、学習中に期待通りの成果が得られたかどうかを常に振り返り、学習中の成功または失敗の要因を学習者が認識することは難しい。そこで、学習目標の達成に結びつく振り返りの促進を目的とし、期末試験の予想得点と学習者データの可視化による振り返り支援システムの開発を行なった。本論文では、振り返りの現状分析と期末試験得点の予測を行なう際に使われる学習者データから、振り返りの質的向上に役立つ学習者データを考案した。次に、振り返りの現状分析と得点予測で使われる学習者データの結果を用いてシステムを構築した。大学の授業で本システムを利用した振り返り活動の実施結果から、従来の紙での振り返りと比べ、自由記述蘭への記述文字数は増え、全体の振り返り内容の9割以上に、少なくとも抽象的は原因や対策が記述されていた。

  • 高橋静音
  • 2017年度

SNSデータを用いた旅行者行動分析と観光推薦システムへの応用に関する研究

A Study on analysis of traveler's action and application method to tourism recommendation system by SNS data

我が国の地方において、観光産業は地域経済の起爆剤として期待されており、地方に観光客を誘導するために有効な戦略を立てることが求められている。特に従来のような団体旅行の誘致には限度があるため、今後は個人旅行者を対象に様々なニーズに柔軟に対応できる観光推薦を行なうことが必要である。本研究では、ソーシャルネットワークサービス(SNS)データを利用して、個人の多様なニーズに適応した観光推薦システムの実現を目的としている。これまで著者らの研究では、SNSデータを利用し、ヒートマップによって旅行者が集中するスポットを発見するシステムを開発した。本論文では、そのシステムを用いて観光スポットの特性や旅行者の行動特性を分析し、観光推薦システムへの応用方法を提案する。また、本提案の有効性を検証するために、岩手県を事例としたケーススタディを行なった。その結果、SNSで発見した観光スポットをオプションとして加えた観光推薦システムの概念を具体化することができた。また、今後のシステム開発に向けた課題を抽出することができた。

  • 咲山 拓哉
  • 2016年度

項目反応理論を用いた観光地特性発見に関する研究

近年,様々な推薦手法が提案されており,その中のひとつとして,項目反応理論を用いた推薦が考えられる.しかしながら,項目反応理論だけでは推薦への応用は難しく,推薦に用いるデータを適切にグループ分けする必要があることが知られており,このグループを観光特性という.また,妥当なグループ分けがどのようなものであるかも解っていない.そこで,本研究では,観光推薦への応用を目指し,項目反応理論を用いた,妥当な観光地のグループ分けの手法を考案した.本手法では,観光地のグループを,並列分散遺伝的アルゴリズム(GA)を用いて生成し,その一貫性を項目反応理論により評価した.その結果,1)wikipediaにある観光ジャンルと類似したグループと,それらとはほぼ独立なグループが生成され,既知のグループが生成されていると同時に,新しいグループ,すなわち,観光特性を発見することができた.2)得られたグループ同士の重なりが大きく,また,それらの類似度が大きくなる傾向があることが判った.これより,観光地のグループ分けを行うためには,GAにおける個体の評価を工夫する必要があるという知見を得た.

  • 林 貴史
  • 2016年度

テスト理論に基づいた項目分析支援システムの研究(修士論文)

テスト理論に基づいた項目分析支援システムの研究

多くの教育現場では,学習者の能力や学習効果を測定するためにテストを実施し,テストの得点から各学習者を評価する.しかし,テストに出題された問題(以下,項目)の良し悪しを評価することは少ない.その要因として,項目の分析に必要となるテスト理論や統計学などの専門知識が不足していることが考えられる.また,項目の分析結果から,作問時の改善点を導き出すのも難しい.そこで,本研究では作問者がテスト受験者の反応データに基づいて次回作問時の改善点を把握することを目的とし,テスト理論に基づいた項目分析支援システムを提案・開発した.本システムでは,項目の分析結果や次回作問時のアドバイスをシステムから提示する.これにより,作問経験の少ないテスト作成者でも項目を評価でき,次回作問時に作成される問題の質向上や作問者の作問スキルの向上が期待できる.本論文では,テスト受験者の解答データに基づく項目分析結果の提示方法や,作問アドバイスの生成ルールならびに提示方法について述べた.また,岩手県立大学ソフトウェア情報学部の初年次に開講されている「情報基礎数学A」や岩手県盛岡市で開催されている「盛岡もの識り検定」の作問現場で,本システムを活用してもらった結果から本システムの有効性を評価した.

  • 吉田 遼太郎
  • 2016年度

若年層における生活習慣病予防支援システムの研究(修士論文)

本研究は,生活習慣病になる前の一次予防を支援するシステムの開発を目的としている.先行研究では,生活習慣病の一次予防に着目した食事・運動管理支援システムを開発してきた.このシステムを用いた実験経験から,そもそも若年層は生活習慣病予防についての意識が低いため,システムの利用継続が難しいのではないかと考えた.そこで本研究ではまずこの考えを確認するため,ソフトウェア情報学部の教員,学生全員に健康に対する意識調査を行った.その結果,返信率は4.6%で食事管理に関する意識が低いことを確認した.次に,食事管理に興味がある人を対象に,健康サポートセンターの協力を得て,食事管理アプリ(Food Log)の利用実験を行った.その結果,健康サポートセンターのアドバイスが有効であること,Food Logの問題点を明らかにした.これらの結果から,生活習慣病予防支援システムの設計に対する考え方,及び将来のシステム構想を得た.

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