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佐々木研究室

岩手県立大学 ソフトウェア情報学部 情報システム構築学講座

卒業論文概要

  • 高橋 郷
  • 2018年度

発話映像を用いた失語症訓練システムの開発と評価

失語症はリハビリテーションと共に徐々に回復がみられるが,回復過程は長期間にわたり年単位に及ぶこともある.症状回復には個人差があり,入院期間内で社会復帰できる水準まで回復し,元の生活に戻ることが困難な場合もある.失語症者のリハビリテーションは言語聴覚士が主に行うが,言語聴覚士が対応すべき領域は広く,言語のリハビリテーションの資源が不足しているのが現状である. そこで,本研究では言語のリハビリテーションの資源不足を補うためのシステム開発を行った.本論文では,失語症患者が退院後に自宅での生活を送る中でタブレット端末を使用することで簡単に言語のリハビリテーションができるシステムを提案する.本システムを用いることでリハビリテーションの機会が増し,早期回復の可能性が期待できると考えた.実際に失語症患者に使用することで聞く練習では言語のリハビリテーションの機会が増し,症状の軽減に繋がった.また,話す練習を続けて行うことで,保続の回数が減り,症状の回復の可能性があることが分かった.

  • 前島多恵子
  • 2018年度

有線放送と同等の機能を有する インターネット放送システムの開発

岩手県紫波町では,岩手中央農協が運用を継続してきた有線放送サービスを,設備の老朽 化や加入組合員の減少に伴い平成30年2月に撤廃した.しかし,地域住民の間で身近な情 報を入手する手段であったため,有線放送サービスの停止に伴う地域情報伝達の不足や地域コミュニティの弱体化が懸念されている.本研究では有線放送に代わる同等のサービスを,スマートデバイスを用いて提供するインターネット放送システムの提案・設計をし,プロトタイプシステムの開発・評価を行った.

  • 塚本 涼
  • 2018年度

発話前後の文脈を考慮した課題解決型のグループ学習における貢献度推定手法の提案

課題解決型のグループ学習は,学習者同士の議論が十分満足いくものであったか,などの成果が見えにくい.そのため本研究では,課題解決型のグループ学習における貢献度の推定を目的とし, 先行研究の手法に加え発話の前後関係も考慮した貢献度推定手法を提案する.先行研究の手法と本提案手法で推定結果を比較した結果,発話前後の文脈を考慮して特性語を抽出する方が,貢献度の推定精度を向上できるという結果が出た.

  • 周藤 祐汰
  • 2018年度

数学の問題分類演習に関する研究

数学の理解度を把握するうえで,問題解答後に間違えた要因を振り返ることが重要である.先行研究では,成績下位者は問題に間違えた要因に関する記述が少ない傾向にあることが明らかになっている.その原因として,問題文の数学的な意味の理解過程が解答用紙に残らないため,答えを導き出す過程のどこで誤ったのかを特定できていないと推察した.そこで,本研究では数学の問題解決過程における誤りの検出を目的とし,問題分類演習を提案する.また,問題分類演習を Webブラウザ上で実施可能なシステムを開発し,大学の数学リメディアル科目で利用した.本論文では,問題分類演習の定義と問題分類演習システムについての説明,授業でのシステム利用結果から問題分類 演習で明らかになる誤りの分析を行い,問題解決過程における誤りを検出する手法を検討する.

  • 佐藤 雅希
  • 2018年度

作問学習における振り返りを促す・自己評価・他者評価支援機能に関する研究

近年、高等教育における思考力・判断力・表現力の育成の重要性が指摘されており、今後、大学でも思考力・判断力・表現力の育成を重視した授業の実施が求められている。そこで、我々は思考力・判断力・表現力を測定する独自のルーブリックを作成し、作問学習を通した主体的な思考力・判断力・表現力の向上を目的とした自発的フィードバックループを促す作問学習支援システムを提案してきた。本研究では、作問学習後に思考力・判断力・表現力を自己評価・他者評価し、評価結果を可視化する機能を開発し、大学の授業で継続的に利用した。自己評価結果の推移を分析し、作問学習と思考力・判断力・表現力の関係性を分析した結果、作問学習が思考力・判断力・表現力の育成に有効的な学習であることが示唆された。

  • 佐々木 優
  • 2018年度

GBS理論に基づいた次世代農業人材向け情報活用能力育成教材に関する研究

近年,農作物の品質と生産性の向上や農作業の省力化を目的として情報通信技術 (ICT)を活用したスマート農業が進められている.しかし,スマート農業の導入にお いては ICT を扱う人材の不足が課題となっている.そこで,我々は次世代農業人材 の情報活用能力の向上を目的として,GBS 理論を用いた農業を題材とした教材を提案する.本研究では,スマート農業における情報活用能力を定義し,それに対応した 農業高校生向けの Web ベース教材の開発と評価を行なった.本論文では,GBS 理論 に適応させた教材の内容と,提案教材を用いた教育方法についても紹介する.

  • 佐々木佳菜恵
  • 2018年度

中山間地域における生活支援サービス体制の検討のためのシミュレーション

近年日本では,急速に高齢化が進行し,特に地方において高齢化が急速に進行している.高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けることができるように,住まい,医療,介護,予防,生活支援を一体で提供するために,地域包括ケアシステムの構築が求められている.今後は,ボランティアや NPO など資金源の保障がない「自助」「互助」による 生活支援サービス(家事,作業,買い物支援など)をどのように提供するかが,今後の地域包括ケアの鍵となってくる.しかし,この生活支援サービスをボランティアで賄おうとしても,規模の見積もりや体制の設計が難しい.そこで本研究では,高齢化が特に進行し,集落が点在している中山間地域を対象に,サービス開始時におけるボランティア 必要数の把握を目的とし,生活支援サービス体制の検討のためのシミュレーションを提案する.

  • 小菅 李音
  • 2018年度

チャットボットを利用した補足説明動画の制作ニーズ抽出支援システムに関する研究

著者らの大学では,教科書や演習問題を含むeラーニング教材に加え,eラーニン グ教材の分かりづらい部分や重要な部分を補足説明した短編動画を公開し,反転 授業を行っている.この動画は前年度までの授業アンケート結果に基づいて制作しているが,詳細なニーズを十分に捉えきれていない.そこで,本研究では,反転 授業で利用する補足説明動画に対する詳細なニーズの抽出を目的とし,チャットボットを使用した学習者との対話によるニーズ抽出支援システムを開発した.また,大学の授業で利用した結果から本システムの有効性を評価した.評価を行った結果,提案システムにより,現状の自由記述のみでは抽出できなかった詳細なニーズの抽出が可能になり,適切な動画の配信など,学生への支援に繋がることが期待できる.

  • 木村 修太
  • 2018年度

スマートフォンで録音した寝息音を用いた睡眠時無呼吸症候群の簡易診断システムの提案

現在,我が国において 300 万人以上が睡眠時に呼吸が停止する睡眠時無呼吸症候群 (SAS:Sleep Apnea Syndrome)であるとされている.SAS は生活に支障をきたし 事故につながる場合や,脳卒中や心臓病など重い病気を引き起こす原因となることも ある.そのため,SAS の早期発見が課題となっている.しかしながら,現在治療中の 患者数は 40 万人程度であり,潜在患者数の約 10 分の 1 にとどまっている.そのた め,医療機関への受診率が低いことがうかがえる.その背景として,SAS による眠気 は慢性疲労であると誤認されやすいことや,睡眠時における無呼吸状態を自身のみで 認識することは困難であることが挙げられる. 本研究では,自身がSASであると認識していない人に受診を促すことを目的とし, スマートフォンにて録音した睡眠時の寝息音から SAS を簡易診断するシステムを提 案する.本論文では,SAS の判別手法の提案と構築したプロトタイプシステムの概要 紹介及びそれを用いた評価実験の結果を報告する.また,今後の課題についても考察 を行う.

  • 小笠原 柚子
  • 2018年度

通信機能付きトレイルカメラを用いた野生動物適応型威嚇システムの試作と評価

近年,全国各地で野生動物による農作物被害が深刻化している.その対策として電気柵 などの動物撃退機器の設置やトレイルカメラでの監視などがある.しかし,動物撃退機器 は人間にも危険であることと,繰り返し使用することによって野生動物が慣れてしまうと いう問題がある.また,トレイルカメラだけでは動物の出現は確認できるものの,動物へ の適切な対策ができない問題がある.そこで,本研究では農作物被害の軽減を目的とし, 野生動物適応型威嚇システムを提案する.本システムでは,通信機能付きトレイルカメラ を用いて野生動物の農地への侵入をリアルタイムに検知し,動物の種類の判別や威嚇方法 の選択・実行する.本論文では,この考え方に基づいて開発したプロトタイプシステム及 び実験・評価について述べる.

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