試験問題作成のための知識の収集・体系化手法に関する研究(修士論文)
本研究では地域に関する知識の体系化と収集を目的に,問題の自動生成を可能とした知識ベースの自動構築手法と,構築した知識ベースを元にした知識収集方法について提案する.知識ベースは過去問題をリソースとして構築することにより既存知識を体系化でき,検定試験の出題分野の傾向や年度ごとの比較を容易にできるようになる.更に不足している知識が可視化され,収集すべき知識を明確化することが可能となる.これらにより,より網羅性の高い知識ベースへと拡張することができ,新たな問題の自動生成が期待でき,作問負担軽減に繋げることが可能となる.また,本研究により問題の自動生成が可能な知識ベースの定義及び構成の確立,検定試験の問題を知識ベースに格納する方法の確立,既存知識を元にした新問題の自動生成手法の確立が可能となる.