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佐々木研究室

岩手県立大学 ソフトウェア情報学部 情報システム構築学講座

Posts Categorized / 卒業論文概要

  • 古川 瀬知
  • 2016年度

GPSを用いた放牧牛の行動把握支援システムの提案と開発

酪農における牛の体重は成育状況や筋肉量,健康状態を判断するために活用され,市場である競りでも重要視される情報の一つである.牛の体重は運動量に対応し,運動量によってえさの量も決まることから飼育上,運動量が大きく影響するが,牛が最も運動する放牧期間中は牛を常時監視する体制がないため運動量を把握することが困難である. 本研究ではこの放牧期間中の牛の運動量の把握を目的とし,GPS を用いた放牧牛の行動把握支援システムを提案する.本システムでは,牛にGPS ロガーを装着し,このGPS データを利用して放牧期間中の牛の移動経路をGoogle マップ上に表示することができる.本研究では,複数の牛へGPS ロガーを装着し,数ヶ月間放牧牛の行動測定実験の結果からロガーの性能評価とGPS ログデータの可視化に関する検討を行った.また,本プロトタイプシステムをJA 職員や酪農家に試用してもらった結果,牛の体調管理や放牧地管理への活用可能性が示唆された.

  • 平野 竜
  • 2016年度

圃場データの教材利用に向けた人感センサ検知画像への農作業情報自動付与機能の開発と評価

当研究室では,紫波町の農地に設置したWebカメラを通じて農作物の成長過程を遠隔地から観察できる農地モニタリングシステムを開発し,平成23年度から紫波町の赤沢小学校で運用してきた.しかし,撮影された画像は年間5万枚を超えていることや,これらの画像の分類ができていないことを理由に教材として活用されていない状況であった.そのため,本研究ではOpenCVを用いた画像処理を中心として撮影画像の分類を行った.先行研究では撮影時期と作物変化による判定によりセンサ検知画像へメタ情報を付与していたが,農作業の中で使われる機械や道具による判定が行われていないため適合率が低かった.本研究では機械や道具による判定も加えることで再現率を維持しつつ適合率を向上させることを目的とし研究を進めてきた.運用の際にサーバに蓄積された画像に対しテンプレートマッチングによる農作業の種類を分類した.本研究によって農作業画像記録時と農作業画像の教材利用時における農家・教員への負担が軽減されることが期待される.

  • 中野 有莉
  • 2016年度

主体的な学習を促進させるVマーク式学習法の実践と評価

近年,学習者が主体的に問題を発見し解を見出していく能動的学修(アクティブ・ラーニング)への転換が重要とされている.能動的学修への転換には自己調整力を身につけさせることが重要であると考えられる.自己調整学習の重要な3要素として,自己調整学習方略,自己効力感,目標への関与が挙げられているが,現状では自己モニタリングが難しく,学習者自身が自分の本質的な理解状況を把握できていない.そこで,本研究では学習者が主体的に学習を調整することで学びを促進させる学習方法「Vマーク式学習方法」に注目した.教育機関の授業にVマーク式学習法を導入した実践は行われておらず,有効性の検証は十分とは言えない.本研究ではVマーク式学習法による学習効果を検証することを目的とし,大学の授業でVマーク式学習法を実践し,授業実践の結果からVマーク式学習法の有効性を考察した.

  • 菅原 和仁
  • 2016年度

降雪地域における道路状況を考慮した最適ルート推薦システム

日本は国土面積のおよそ6割を積雪・寒冷地帯が占めており,その寒冷・積雪地帯で暮らしている人々は日本の総人口の約2割以上とされている.そのため,その地域で暮らしている人々には冬季間の円滑な道路交通の確保に対して大きなニーズがある.本研究では,冬季間に適切な交通移動手段を知るために重要な要素となる除雪情報,降雪情報,渋滞情報に着目し,その情報を考慮した目的地までの最適ルートを推薦するシステムの提案をした.

  • 澤里 耕太朗
  • 2016年度

学習プロセスにおける記録データの可視化と声かけによる振り返り支援システムの設計

近年,高等教育において「振り返り(reflection)」が注目されており,学習プロセスや学習の結果を常に振り返り,成功または失敗の要因を学習者が認識することの重要性が指摘されている.しかし,大学の授業で実践した振り返りを分析した結果,全学習者が適切な振り返りを行えているとは言えなかった.そこで,学習改善に結びつく振り返りの促進を目的とし,学習プロセスにおける記録データの可視化と声かけによる振り返り支援システムを設計した.

  • 佐々木 悠
  • 2016年度

小規模店舗臨時集合型サービス支援システムの提案

地方における小規模店舗群(商店街)は衰退の一途をたどっている.このため,地方独自の文化・歴史・景観,コミュニティの崩壊が懸念されている.また,地方都市における新興住宅地の住民は高齢化が進み,交通弱者となっている.本研究はこれらの問題を解決する手段として小規模店舗臨時集合型生衛サービスTEMSS(Temporary Excellent Multiple Stores Service)を提案する.また岩手県で行われている本提案のモデル事業を対象にケーススタディを行いTEMSSの円滑な運営業務を支援するためのシステムを設計し,プロトタイプを開発した.

  • 工藤 瑞己
  • 2016年度

音声情報と筆記情報を用いたグループ学習の貢献度推定手法

平成24年に中央教育審議会から発表された「質的転換答申」では,学習者の能動的な学習への参加を取り入れた教授・学習法(アクティブ・ラーニング)への質的転換が求められており,教育現場ではグループ学習の実施が今後,ますます増加すると考えられる.しかし,授業でグループ学習を実施した場合,教員が把握できるのはグループ学習の結果のみであり,多数のグループの学習過程を把握することが難しい.そのため,各グループで話し合いや教え合いがどの程度行われ,グループ学習の成果に対して誰がどの程度貢献したのかを把握できない.そこで,本研究では,グループ学習における各学生の貢献度を可視化することを目的とし,音声の言語情報と筆記情報を活用した貢献度推定手法を提案する.また,推定した貢献度(客観推定)と,グループ学習時の様子を撮影した映像を教員が閲覧して評価した貢献度(主観評価)を比較した結果,本手法の妥当性を検証した.

  • 金田一 浩平
  • 2016年度

旅行条件を考慮した観光ルート生成システム

近年,我が国において,地方創生が進められている.地域の観光振興による地方活性化は,地方創生の方策の一つとして期待が寄せられている.このような背景から観光ルートを生成する様々な情報システムの開発が進められている.そこで本研究では,岩手県平泉町をケーススタディとし,旅行者の希望や制約条件などの旅行条件に対して適合した観光ルートを生成するシステムの構築を行うことを目的としている.本論文では,既存研究を応用し,旅行条件を考慮した観光ルート生成手法を提案した.また国土交通省東北地方整備局岩手河川国道事務所と共に研究フィールドとなる平泉の観光の現状と問題点,システム開発に必要な機能の実現方法,システムの実装方法について検討し,システムの実装を目指した.

  • 内田 祐貴
  • 2016年度

就職活動を意識した目標設定と振り返り支援システム

近年,社会構造の変化に伴い就職活動における自己分析の重要性が高まっている.就職活動時における自己分析に必要な要素としては,経験(成果物)の蓄積,成果物から職業観の醸成に繋がる気付きを得る,それらの継続的な分析が必要とされる.しかし,学生がそれらを行い,自己分析を進めていくことは非常に難しい.その問題点として成果物の整理・蓄積が煩雑であることや,蓄積した成果物の活用が不明確であること,継続的な振り返りが困難であることなどがあげられる.本研究では,この問題点を解決方法するために,PDCAサイクルに基づいて継続的に目標設定と振り返りを繰り返す事を促す情報システムを提案・設計し,プロトタイプシステムを開発した.

  • 福坂 祥基
  • 2015年度

問題自動生成機能を利用した作問支援システムの開発と評価

近年,情報処理技術者試験やTOEIC など,様々な検定試験が行われている.しかし各試験の作問現場では,作問者へ大きな負担がかかっていることが問題となっている.そこで本研究では,作問時に起こる負担の軽減を目的とし,知識ベースと出題テンプレートを用いた問題の自動生成機能を提案する.本機能は,出題したいキーワードを入力するだけで多数の問題候補を提示できる.そのため,提示された問題候補から選択し、それを編集するだけで作問ができるため,作問者の負担軽減につながることが期待できる.本研究では,この機能を有した作問支援システムを開発し,学生を対象にした予備実験と作問現場を対象にした評価実験を行った.

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