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佐々木研究室

岩手県立大学 ソフトウェア情報学部 情報システム構築学講座

発話映像を用いた失語症訓練システムの開発と評価

失語症はリハビリテーションと共に徐々に回復がみられるが,回復過程は長期間にわたり年単位に及ぶこともある.症状回復には個人差があり,入院期間内で社会復帰できる水準まで回復し,元の生活に戻ることが困難な場合もある.失語症者のリハビリテーションは言語聴覚士が主に行うが,言語聴覚士が対応すべき領域は広く,言語のリハビリテーションの資源が不足しているのが現状である. そこで,本研究では言語のリハビリテーションの資源不足を補うためのシステム開発を行った.本論文では,失語症患者が退院後に自宅での生活を送る中でタブレット端末を使用することで簡単に言語のリハビリテーションができるシステムを提案する.本システムを用いることでリハビリテーションの機会が増し,早期回復の可能性が期待できると考えた.実際に失語症患者に使用することで聞く練習では言語のリハビリテーションの機会が増し,症状の軽減に繋がった.また,話す練習を続けて行うことで,保続の回数が減り,症状の回復の可能性があることが分かった.